アクセス解析ツールのGoogleアナリティクスについて、基本的な概要をまとめました。
Googleアナリティクスの最大の特徴は、「検索エンジンの国際的なスタンダードともいえるグーグルが提供しているツールであること」そして、「無料でありながら強力な解析能力を持っていること」の2点です。グーグルのアカウントを取得(無料)すれば、月間アクセス1,000万PV(ページビュー:サイトの閲覧回数)までなら制限なく利用可能です。
Googleアナリティクスには、アクセス解析ツールとして以下の基本機能が利用できます。
・サイト全体/各ページのPV、UU(ユニークユーザー:決まった集計期間内にWebサイトを訪問したユーザーの数を表す数値。同じユーザーが何度アクセスしても1回とカウントする)数
・どのページからジャンプしてきたのか
・サイト内でどのような経路をたどったか
・どんな端末(PC、「iOS」や「Android」を使ったスマートフォンなど)からアクセスされたか
・各ページの離脱率
これに加えて、「CV(コンバージョン:目的の達成)に結びついたキーワードは何か、関心の高いユーザーを呼び込んでいるソーシャルメディアは何かなど、サイト運営者が知りたい多くのサイトに関する情報を知ることができます。
Googleアナリティクスの導入方法についてですが、具体的には以下のような手順になります。
1.Google Analytics(アナリティクス)のページ(http://www.google.com/intl/ja_jp/analytics/)にアクセスし、トラッキングIDを作成する
2.トラッキングコードをコピーし、解析したいWebサイトの各ページのセクション内にトラッキングコードをペーストする
以上の手順で、管理画面(ログインした最初のページ)からGoogleアナリティクスの各機能が利用できるようになります。
Googleアナリティクスは強力なWebマーケティングツールとしても活用できます。
検索、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)、アフィリエイト、メールなど、さまざまなチャネルを分析し、それぞれがどのようにCVR(コンバージョン率)や収益に影響しているかといったレポートを得ることができます。
また、Google AdWordsと連携させ、キャンペーンに自動タグを設定して複数の広告グループやCVRの変動などを把握する、といった高度な使い方をすることも可能です。ECやネットビジネスの運営者やWebマーケティングの担当者にとっては非常に有益でありがたい機能といえるでしょう。