ホームページ制作は商品やサービスを広めたり、ブランドイメージを定着させたりするうえで効果的な手法の一つといえます。しかし、ホームページ制作においてやってはいけないこともあるため注意が必要です。
本記事では、ホームページ制作でやってはいけないことを6つのカテゴリ別に解説します。ホームページをこれから制作する人は、ぜひ参考にしてみてください。
ホームページ制作でやってはいけないことは下記の6つのカテゴリに分けられます。
● 【目的・目標設定】やってはいけないこと
● 【デザイン】やってはいけないこと
● 【コンテンツ】やってはいけないこと
● 【構築】やってはいけないこと
● 【SEO】やってはいけないこと
● 【運用】やってはいけないこと
それぞれ詳しく解説します。
ホームページの目的を明確にしていない状態で制作を行っても効果は期待できません。ブランドイメージを確立させたい、多くの人にサービスを知ってもらいたいなど、ホームページ制作の目的を具体化しておく必要があります。「おしゃれなホームページがなんとなく欲しい」などといった動機でホームページを制作しても、効果を実感できないかもしれません。
また、ホームページを制作するにあたり、ターゲットを明確に設定しておくことも重要です。メインターゲットを明らかにし、ターゲット層の趣向やニーズに合わせたホームページに仕上がれば高い効果を期待できます。
ホームページを制作するにあたってデザイン性ばかりを重視すると、何のホームページなのか分からなくなってしまったということにもなりかねません。また、デザインにメリハリがない場合、閲覧者の興味を搔き立てることができず、短時間での離脱に繋がります。
ホームページを制作する際はユーザー目線での分かりやすさを最優先するようにしてください。トンマナを統一する、見やすい文字のサイズにするといったことは、分かりやすいホームページを制作するうえでの基本です。
また、アニメーションが多すぎるとユーザーの目線が分散してしまうため、ホームページを通して本当に伝えたいことが伝わらなくなってしまいます。
ホームページの制作において他サイトの画像を無断で使用したり、文章をコピペしたりすることは厳禁です。他サイトからうっかりコピペしてしまったというケースも少なくありませんが、大きなトラブルに発展することもあるため注意してください。
また、ホームページに挿入した画像のサイズが大きいと、端末によっては画像が欠けて表示されるかもしれません。サイズの大きい画像はファイルも大きいため、画面に表示されるまでに時間がかかることもあります。
根拠不明な情報や誤った情報を記載した場合、自社のサービスや商品の信頼性まで疑問視されるため注意しましょう。
近年、ホームページはパソコンだけでなく、スマートフォンやタブレットなどさまざまなデバイスで閲覧されています。マルチデバイスに非対応の場合、ホームページを開いたものの閲覧できないユーザーが出てしまうでしょう。
閲覧者にとってホームページをいかに快適に閲覧できるかは重要です。ホームページの表示速度が遅い、ページをスムーズに遷移できない、カテゴリが整理されていないと感じた場合、その時点で閲覧を中断してしまうユーザーも少なくありません。
その他にも、ホームページを公開するまでにSSL化やマークアップの正しい設定などもしておきましょう。
SEOとは検索一覧においてホームページの表示順位を上げるための手法です。
SEOは日々変化しているため、ホームページ制作を行う際は最新のSEO対策を実施するようにしましょう。古いSEO対策を行っても効果はあまり期待できません。例えば、少し前まで、該当キーワードをホームページ上に多用することで、検索順位を上げることができました。しかし最近では、キーワードの不自然な多用を行っても、ホームページを上位表示できないだけでなく、むしろ検索一覧の下位に表示されてしまうことさえあります。
その他にも、URLを正規化していない、タイトル・ディスクリプション未対応といった場合、検索エンジンにおける上位表示が難しくなります。
ホームページは公開したらゴールではありません。アクセス数や閲覧状況を分析し、コンテンツを必要に応じて追加・修正していく必要があります。
アクセス解析を行わないと、そのホームページがどの程度閲覧されているのか把握できません。また、ユーザー側の需要も知ることができないでしょう。
ホームページの更新を怠ると、情報が古くなるため信頼に関わるだけでなく、検索順位も下がっていきます。
ホームページをこれから制作する人の多くが、お金や時間をかけて制作するからには何らかの利益を得たいと考えているはずです。
制作したホームページで利益を出すためには、ホームページの目的を明確にしなければなりません。ホームページの目的を明確にしたら、達成したい目標を設定し、ユーザー目線で分かりやすいホームページを制作します。
ホームページ制作の過程では、画像や文章を他サイトから無断でコピペしないように注意しましょう。ホームページを公開したらアクセス解析を行ったり、情報を追加したりして、ユーザーにより有益な価値を与えるようブラッシュアップします。
ホームページ制作の際は本記事で紹介したポイントを参考にしてみてください。