ページ表示速度が検索結果のランキングにどのくらい反映されるのか、表示速度とSEOの関係性についてのコラムです。
Googleはユーザーにとって満足度の高いWebサイトをランキングの上位に表示させるために、パンダ・アップデートやペンギン・アップデートなど、検索アルゴリズムの改善を行ってきました。Googleはユーザーの利便性を重要視していることから、表示速度をランキングに反映させたのは当然の流れといえます。
ページ表示速度が検索結果のランキングにどのくらい反映されるのかは分かっていませんが、ページが表示される速度は一人ひとりの端末や通信環境によって異なるため、それほど大きなペナルティではないと考えられています。しかし、ランキングへの影響が少ないからといって無視できるものではありません。
なぜなら、どんなにコンテンツが充実しているWebサイトであっても、そのページが表示されるまでに時間がかかってしまうと、途中でほかのサイトに遷移してしまう人も多く出てきます。こうしたことからページ速度の問題はランキングが下がるだけではなく、ビジネスチャンスの喪失にもつながるのです。
読み込み速度はユーザーがそのサイトで最初に体感するコンテンツであり、またページを構成するすべての要素に関係します。サイトを見たユーザーの満足度も表示速度次第といえるでしょう。ユーザーの満足度を高めたい場合は表示速度にも十分注意する必要があります。
Webサイトの表示速度を改善するポイントは複数存在します。なかでも代表的なものを取り上げてみましょう。
・サーバーの応答時間を改善する
サーバー間のネットワーク遅延によってサイトの表示が遅くなる場合があります。主な原因としてはCPUの消費、メモリ不足、アプリケーションロジック、データベースクエリ、フレームワーク、ライブラリなどが挙げられます。これらの要因をすべて調査して、ボトルネックとなっている部分を修正しましょう。
・圧縮を有効にする
多くのWebサーバーではHTTP 圧縮によってページ上のリソースを圧縮することができます。これにより、Webサイトを表示するまでの時間を削減できます。
・画像を最適化する
不要な画像を削除したり、適切なサイズに圧縮することで、データのバイト数を大幅に節約できます。ユーザー側にとっては表示速度が向上するだけでなく、通信制限のあるユーザーにとってはコスト削減につながります。
ほかにも「ブラウザのキャッシュを活用する」「CSS の配信を最適化する」「コンテンツのサイズを削減する」など、方法はさまざまです。なかにはサイトを再構成しなければならないものもあるので、高速化は計画的に行う必要があります。
ページの表示速度は複数の要素が関係しているため、どの部分がボトルネックとなっているのか一目で見分けることはできません。そこでおすすめしたいのが「PageSpeed Insights」というGoogleが無料で提供している分析ツールです。対象のURLを入力後、分析ボタンをクリックするだけで修正すべき箇所を教えてくれます。
また、このツールはモバイルサイトにも対応しています。Googleの調査によるとモバイルページの平均読み込み時間は 7 秒かかるとされていますが、読み込みが早くても操作性が悪ければ、ユーザーの満足度は低くなってしまう点に注意しなければなりません。
SEOの最適化を図るために、またユーザーエクスペリエンスの向上を目指すためにも、ページの表示速度をいま一度見直してみてはいかがでしょうか。
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